院長コラム

近視抑制治療専用ソフトコンタクトレンズ「MiSight® 1 day」のご案内

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MiSight® 1 day

 本日2026年2月10日、クーパービジョン社より近視抑制専用に設計された使い捨てソフトコンタクトレンズ「MiSight® 1 day(マイサイト ワンデー)」が発売されました。

MiSight® 1 dayとは?

 MiSight® 1 dayは、2019年に米FDAが承認した安全性と確実な治療効果が認められている近視治療用のソフトコンタクトレンズです。日本国内においても2024年12月に臨床治験が終了し、2025年8月に薬事承認を取得、満を持しての登場となりました。

独自の「近視抑制」メカニズム

 MiSight®は、交互に配置された「二重焦点(デュアルフォーカス)構造」を採用しています。

 

  • 屈折矯正ゾーン(薄紫): 遠くをはっきり見せるためのゾーン。

  • トリートメントゾーン(紫): 網膜の手前に焦点を結ばせる(デフォーカス)ことで、近視の進行(眼軸の伸長)を抑制するゾーン。

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 6年間の長期臨床試験では、3年間で52%の眼軸伸長抑制が認められたほか、その安全性や治療を中止した後のリバウンドがないことも確認されています。

出典:Chamberlain P et al. Eye growth and myopia progression following cessation of myopia control therapy with a dual-focus soft contact lens.Optom Vis Sci. 2025

新たな選択肢としての強み

 MiSight®は、従来の近視抑制治療のひとつであるオルソケラトロジーと同等の抑制効果が期待できるだけでなく、以下のケースでも対応可能です。

  • 強度の近視(-10Dまで対応): オルソケラトロジーでは矯正が難しかったお子様。

  • アレルギー体質: ハードレンズや夜間の装着が困難だったお子様。

当院は「先行導入施設」として国内トップクラスの実績があります

 国内での正式発売に先立ち、当院では昨年より先行導入施設として取り扱いを開始しております。現在、全国で最も多くのお子様にMiSight®を使用していただいておりますが、装用感や見え方、抑制効果においても非常に良い手応えを感じております。

 これまで主流だった「1DAY pure EDOF」は国内では老視用としての承認でしたが、今回のMiSight®は正式に「近視抑制用」として承認された画期的なレンズです。


MiSight®のメリットとデメリット

特徴 内容
メリット

・オルソケラトロジーに比べ装用時の違和感が少ない

・1日使い捨てで清潔。レンズケア不要で感染症リスクが低い

・レンズを紛失・破損しても予備があるため安心

デメリット

・日中に装用する必要がある(裸眼で過ごせるわけではない)

・自分でレンズを外せる必要がある(装用は保護者の方で問題ありません)


治療にかかる費用

項目 費用(税込)
診察費 4,400円 / 回
検査費(半年毎の眼軸測定時) 2,200円 / 回
MiSight 1 day

6,380円 / 1箱(片眼1ヶ月分)


※目の健康を守るため、3ヶ月に1回程度の定期検診は必須となります。

 

 お子様の近視進行を抑えることは、将来の眼疾患リスクを減らすことにつながります。「メガネの度数がどんどん進んで心配」「オルソケラトロジーは怖がってできなかった」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

 

この記事の執筆者

                       
医師 窪野 玲央

略歴

2007年 東京医科歯科大学医学部卒業
2007年 東京医科歯科大学初期研修医
2009年 東京医科歯科大学眼科学教室 入局
2010年 東京都立東部地域病院眼科医員
2012年 東京医科歯科大学 医学部付属病院 眼科医員
2013年 東京都立東部地域病院 眼科科長
2017年 秀和会秀和総合病院 眼科医長
2023年 恵比寿くぼの眼科 院長

資格

  • 日本眼科学会眼科専門医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医
  • 難病指定医
  • オルソケラトロジー認定医
  • Lensxフェムトセカンドレーザー認定医
  • 水晶体拡張リング(CTR) 認定医
  • 屈折矯正手術講習会修了

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